岩手県八幡平市に本格的なバー「XYZ」をオープンしました。

佐々木長生整体院の佐々木です。実は今年7月から、整体院と同じ八幡平市大更地区に、本格的なカクテルやウィスキーを楽しんでいただけます「AUTHENTIC BAR XYZ」をオープン致しました。オーセンティックというのは「正統派」という意味があり、XYZはエックスワイジーと読みますがカクテルの名前です。今回のブログ第一弾ではこの名称に込めた想いなどを書いてみたいと思います。
店名に込めた想い
私は今から30年ほど前に、お隣の宮城県に住んでいたことがあり、妻と結婚する1〜2年前でした。その時実は、バーテンダーをやっていた経歴がありました。当時はまだギリギリバブルの時代で、数多くのバーがありましたが、そのわずか1年後くらいにバブルが弾けてしまい、これから不況が訪れる入り口になってしまっていったことを覚えています。それから数年、バーやスナックなどの飲食店が軒並み営業を辞めていくこととなりました。
バブル当時は、カクテル1杯が普通に3,000円くらいしていました。ものによっては5,000円なんてのもありましたが、それでもお店はかなり賑わいを見せていました。しかし現在、今度はコロナ禍が飲食業にダメージとなってしまい、「宅飲み」という言葉が生まれたほど、リモートで自宅でお酒を飲むという文化も生まれましたし、ゴミの増加が問題となりましたが、公園や外でお酒を飲むということも増えました。
わざわざ高いお金を支払ってお酒を飲まなくてもいいという世の中の流れが当たり前となってしまいました。
しかし、これは事実としてお伝えしますが、やはりきちんとお創りさせていただいたお酒と、缶で売っているお酒とでは、申し訳ありませんが雲泥の差があります。これは当店に来られた皆さんから言われますが、「このお酒ってこんなに美味しかったんですか?売ってるものと全然違いますね。」と。それがバーである意味だと思いますし、何よりもバーテンダーさんの技術を間近で見られることに価値を感じて下さる方々も少なくありません。
ではスナックは?スナックではバーよりも凝ったお酒はお出しできないことが多いですが、ママさんやスタッフの方々と楽しくお話しをしながらお酒を飲む時間に対してお金を支払っているんです。それが良さなんだということです。
この当店の店名である「XYZ(エックスワイジー)」はショートカクテルの名前です。XYZはアルファベットの最後の三文字であることから、これ以上はない、これが最後の、究極のというカクテル言葉があります。
今の私よりも若い世代の方々は不況になってからお産まれになられた皆さんですが、現代に合わせた料金設定で、できるだけお店に足を運びやすい金額で、それでも材料も技術も惜しまない美味しい1杯を味わってみていただきたい。さらに大人数でワイワイガヤガヤの飲み会も確かに楽しさのひとつですが、ジャズが流れる店内で、少しゆったりと美味しいお酒を楽しむ、そんな時間もまた、楽しい時間だということもわかってもらえたらという想いが込められています。
モクテル(ノンアルコールカクテル)も目の前でお創り致します。
最近ではお酒の大手メーカーさん各社も、ノンアルコール飲料や、アルコール度数の低いアルコール飲料にシフトしている傾向が目立ちます。もちろん当店でもモクテルと呼ばれるノンアルコールカクテルをご提供しております。このモクテルも通常のカクテル同様、全てお客様の目の前でお創りさせていただいており、アルコールが苦手なんだけど、飲み会の席の雰囲気は好きという方でもお気軽にお越しいただけます。
もちろん通常のソフトドリンクも数種類ご用意しておりますので、お気軽にお申し付け下さい。また、中にはノンアルコールなんてジュースと同じで飲む意味がないだろうとおっしゃる「古い」お客様が少数ですがおられるのも事実です。しかしノンアルコールも今や日本では主流になってきている文化です。丁寧にお創りさせていただいているバーテンダーにとってはあまり喜ばしくないことですので、その辺をご理解いただけると幸いです。
カクテルなんてジュースと一緒だろ?
そもそもさ、カクテルなんてジュースと同じだろ?という方が時々おられます。しかしカクテルは、ソフトドリンク感覚で飲めるアルコール飲料もありますが、それでもビールとは比べられないくらいアルコール度数が高いものが多く、中には焼酎のストレートよりも度数が高いものもございます。
例えば知っている方も多いと思いますが、ロングカクテルの定番と言われるジントニック。ジンにライムを絞り、トニックウォーターで割るというシンプルなカクテルですが、とても飲み口がよく、何杯でも飲めてしまうんじゃない?と思っていまいそうですが、ジントニックは実は、約13%〜15%程度のアルコールが含まれています。
単純計算で焼酎を1:1で割った水割りは約10%〜11%(焼酎にもよりますが)になります。それよりも強いアルコール度数なんですね。
美味しいお酒を自分のペースで楽しむ
一番良いお酒との向き合い方は、量を飲めることではなく、自分の好きなものを、自分のペースで飲むことです。今はないかと思いますが、お酒が弱い方や飲めない方にも無理に一気飲みを進めるような文化が実際に過去にはありました。結果、急性アルコール中毒で救急搬送される方もいらしたほどです。
そんな飲み方では飲んだ本人も、飲ませた側も、決して楽しい飲み会だったとは言えないのではないでしょうか。人には好みも、飲むペースもあります。その方が一番いいと思う飲み方が一番ですし、ご友人同士でいらした時に、飲めない方はノンアルコールでお話しに花を咲かせてくださればそれでいいんです。少なくとも当店はそんなお店でありたいと思っております。
こんな時代だからこそあえて田舎で本格バーを。
私の勝手なイメージですが、バーってなんだか、バブル時代の遺産のような感覚になってしまっており、なぜこんな物価高の時代にバーをオープンしたのかということですが、実はバー営業の8割は1年以内に廃業しているという統計があるのをご存知でしたか?
私もそれは十分に理解していますので、場所をお借りしている大家さんには、採算が合わない時はオープン1ヶ月でも2ヶ月でもすぐに辞めますのでと言ってあります。
それでも本物を味わって、その価値を感じてもらいたい、何十杯も飲む必要はありません。ちょっときて、気軽に1杯2杯飲んで、美味しかった。また来ますねというやりとりをしたりしながら、また翌日、頑張る糧にしていただきたいと思っています。また、現在私の住んでいる岩手県の県北にある八幡平市は、岩手県の中心地の盛岡市に意外と遠くはない地域ですが、観光都市であり、メインは自然の景観を楽しみにいらっしゃる場所です。そんな場所に純粋にお酒と会話を楽しんでいただける、そんなお店があればいいのになという、過去にバーテンダー経験がある人間の単なるわがままと、周囲のご要望によってオープンいたしました。
こんな時代だからこそ、本当に良いものにお金を費やす、量よりも質のためにお金を使う、そんな時代ではないのかなと勝手に解釈しています。ぜひお気軽に当店に楽しみにいらしてみて下さい。



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